小西美術工藝社通信
うるしデジタル博物館
小西美術の紹介
私たちの技術
施工事例
会社概要
アクセス
採用情報
小西美術の紹介
私たちの技術
施工事例
会社概要
アクセス
採用情報
3D一覧
漆の施された美術品は、非常に写真撮影が難しいと言われています。そこで、3D技術を使い、2D撮影の難点である光を加工して、実際に手に取ったときのような光沢と影、質感を感じられるよう試みました。
色紙箱(しきしばこ) 扇散(おうぎちらし)の蒔絵
【法量】 縦24.5 cm 横22.2 cm 高さ5.0 cm 【制作年代】 江戸時代(19世紀) 【説明】 唐戸面取(からとめんとり)の被蓋造の色紙箱。蓋と親に銀縁がめぐらされている。手箱などを飾る文様に長年使われてきた扇は末広とも言い、吉祥文様として人々に愛でられてきた。この色紙箱は、黒漆塗に扇を金銀の蒔絵で力強く散らし、扇の中の模様として、現在では使用が少なくなった高蒔絵の高度な技術で松、菊、竹などを描いている。
硯箱 芦(あし)と鷺(さぎ)の蒔絵
【法量】 縦20.7 cm 横16.8 cm 高さ3.6 cm 【制作年代】 江戸時代(19世紀) 【説明】 印籠蓋造の硯箱。水辺に飛来した鷺を描いた、瀟洒(しょうしゃ)な硯箱。さまざまな蒔絵の手法を駆使し、芦の茂みの立体感、遠くの鷺と近景に降り立った鷺のあいだの空間を見事に描いている。蓋の裏には、上空から降下しようとする瞬間の鷺が。こうした一瞬を捉えた描写や空間表現には、一種近代的な感覚をみてとることができる。
香合 松と椿の蒔絵
【法量】 径6.8 cm 高さ4.7 cm 【制作年代】 室町時代(16世紀) 【説明】 蓋と身の合口(あいくち)に錫(すず)縁をつけた香合。元来は、身の回りのこまごまとした物を収める手箱の一部だったが、近世に入ってからは香木を入れる香合として、茶の湯の世界で好んで用いられるようになった。外側はそれほど傷んでおらず、製作当時の姿がしのばれる。
菓子皿 花と野菜文の蒔絵
【法量】 縦13.5 cm 横13.5 cm 高さ0.7 ㎝ 【制作年代】 江戸時代後期 【説明】 蒔絵師の中山胡民作。薄手の桐の素地に春慶(しゅんけい)漆塗り。金銀の研切り蒔絵で栗、牡丹、蓮、蕪などを巧みに配した菓子皿。はれの時に使われたものと推測される。現代的感覚の意匠が、江戸時代のものだったことにも驚かされる逸品。(写真は蕪の図)
香合 羽根の蒔絵
【法量】 径7.2 cm 高さ2.2 cm 【制作年代】 大正時代(1920年頃) 【説明】 漆芸家の鵜沢松月作。背の低い繊細な造りの香合に、蒔絵でなければ表現できないと思われる鳥の軽い羽根を、精緻な研出し蒔絵で描いている。松月は白山松哉に師事して、この様な精緻な技法と感覚を学んだ。「松月」は松哉から受けた号。
香炉 鹿の蒔絵
【法量】 径8.7 cm 高さ7.6 cm 【制作年代】 桃山~江戸時代(17世紀) 【説明】 鹿や楓の葉などのモチーフが、大きくのびのびと平蒔絵で描かれており、蓋の表面には現在文様は見られないものの、わずかだが絵漆(えうるし)が残存している。あるいは側面から蓋の表まで続く文様構成であったとも考えられる。
香合 蝶の蒔絵
【法量】 径7.3 cm 高さ2.8 cm 【制作年代】 昭和40年代(1965年頃) 【説明】 漆芸家の高野松山作。晩年の作品だが、摺漆(すりうるし)をした桑材の香合に、見事な蝶を高蒔絵で描いている。
茶器 根来塗(ねごろぬり)
【法量】 径6.8 cm 高さ5.4 cm 【制作年代】 室町時代(16世紀) 【説明】 根来塗の茶器の中で、「薬器(やっき)」と呼ばれる形状の一種。長いあいだ人に愛でられてきた茶器にみられる使い擦れと艶、根来塗ならではの朱と黒の深い色合いが魅惑的な、小ぶりの茶器。
鼻煙壺(びえんこ) 人物青貝螺鈿堆朱(じんぶつあおがいらでんついしゅ)
【法量】 縦2.5 cm 横4.3 cm 高さ7.7 cm 【制作年代】 チャイナ 清時代(19世紀) 【説明】 螺鈿と堆朱を組み合わせたものは大変珍しく、「嗅ぎタバコ入れ」として作られた優品。(一部欠損あり)