金箔押

金箔押(漆箔・膠箔など)

文化財の修理では、漆を接着剤として用いる「漆箔押」の技法が多く用いられます。


漆箔押は、漆下地を施し塗り上げた後の平滑な表面に漆を接着剤として摺り、箔箸で丁寧に金箔を配ってから真綿で押し(貼り)金箔を定着させる技法です。(膠箔は接着剤に膠を用いる)


柔らかい刷毛で余分な金箔を払い落とし完成となりますが、薄い箔を破かぬよう、ここに至るまでの過程を損なわぬよう、一枚一枚を整然と並べ配していくには熟練の技が必要です。


弊社では、金箔補修・金箔押施工を手掛ける専門チームを設け作業にあたっております。また、金箔や漆に限らず各種箔押技法も承っております。